ラストシェルター:BlueStacksのススメ⑤

●LSSでBlueStacksを使用している時に気づいた点

LSSに限った話ではありませんが、BlueStacksが急に不安定になったり、公式サイトの説明通りに設定できない・設定しても正しく動作しないというケースはよくあります。

BlueStacksがバックグラウンドで使用しているVirtualBox(Oracle VM VirtualBox)の技術情報を検索してもよく分からないことも多いので備忘録的に…

●[環境設定]-[グラフィックス]の設定が反映しない

ゲームパフォーマンスに影響する部分で、これまで節目していなかった部分ですが。実はこれには理由があって、私の環境に依存してる可能性は否定できないものの、この設定をデフォルト値から変更するとセカンダリのGPUが使用できなくなるからです。

赤枠部分の既定値は、グラフィックレンダラー:DirectX、インターフェースレンダラー:自動になっているかと思います。ここを変更すると青枠部分で、「専用のGPUを使用する」をONにしてもプライマリのGPUが使用されてしまいます。

将来的に修正されるかもしれませんが、現時点では残念ながら既定値を使用する他無いようです。

●特定のソフトを起動すると、それ以降BlueStacksが不安定になる

私の環境では、LibreOffice CALCを使用すると、それ以降BlueStacksが不安定となりインスタンスが不意に終了してしまったり、Hypre-Vを有効化していないのにも関わらず 「Hyper-Vとのリソースの競合」 のエラーダイアログが表示されインタンスの起動ができない状態に陥る事があります。CALC以外は使用しないので不明です。

今のところ、この状態になるとWindowsの再起動しか復旧手順がありません。

これに関してもWindows11、BlueStacks、LibreOfficeの修正により解消するかもしれませんね。

●BlueStacksを起動しているPCをリモートデスクトップで使用していると、条件によっては設定画面が見づらい

私の場合、BlueStacksを起動しているPCは常時起動でLSSのウインドウが常時8つ開いています。

これを外部のPCからリモート操作するのが基本なのですが、接続元が異なる解像度や表示スケールだとBluestacksのウインドウが画面外に飛び出したりいろいろと不都合が出ますね。これは不具合ではありません。インスタンスの並び替えをうまく使用すればOK

これも環境依存しそうですが、GeForceに割り当てたインスタンスの設定画面が半透明になった見づらいのが困ったところです。

これも、GeForceのドライバやBlueStacksの更新で修正されるかもしれませんね。

※追記:これについては対処方法が見つかりました。

Windowsに対してリモートデスクトップ接続を行うと、デフォルトではソフトウェア処理で画面描画が行われますが、これをGeForce側のハードウェア処理に変更すると解消します。詳しい説明は省きますが、ローカルグループポリシーエディターで 「コンピュータの構成」 – 「管理用テンプレート」 ‐ 「Windowsコンポーネント」 – 「リモートデスクトップ サービス」 – 「リモートデスクトップ セッション ホスト」 – 「リモートセッション環境」 の中にある 「すべてのリモート デスクトップ サービス セッション に ハードウェア グラフィックス アダプター を使用します」 ポリシーを有効化する事です。

ここにはリモート接続時にH264のハードウェアエンコードを有効化するポリシーも含まれるので、ここの辺りを調整すると幸せになれるかもしれません。

●不安定なインスタンスが他のインスタンスを不安定にする事がある

通常の仮想環境ではインスタンス間でリソースはパーティショニングされていて、別のインスタンスに影響を与えることはまずありませんが、BlueStacks ではそうとも言えないようです。

ゲームが落ちるだけでなく、ホーム画面も落ちて再表示されるような場合はインスタンスが壊れている可能性があります。この場合は、他のインスタンスまで巻き込んで不安定になる傾向があります。

対処としては、不安定なインスタンスは削除して、正常なインスタンスを複製して作り直すのが早道です。

ゲーム中にインスタンスがフリーズするのはOS側のリソースが不足していたり、GPUのドライバに問題があるケースが多いと思います。この場合は、OSの再起動やインスタンスの再起動で復旧する事が多いです。

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